■ ID | 866 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 砂状の建設混合廃棄物破砕選別残さに含まれる熱しゃく減量の由来 |
■ 著者 | 朝倉宏
(独)国立環境研究所 渡辺洋一 埼玉県環境科学国際センター 山田正人 (独)国立環境研究所 小野雄策 埼玉県環境科学国際センター 井上雄三 (独)国立環境研究所 |
■ 出版元 | (社)廃棄物資源循環学会 |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第19回廃棄物学会研究発表会、平成20年11月21日 |
■ 抄録・要旨 | 建設混合廃棄物の処理残さは、熱しゃく減量が5%以下という基準により、安定型最終処分場への埋立が認められるが、熱しゃく減量の構成成分に関する情報がなく、また、その除去対象成分に見合った処理方法が検討されていない。
砂状の建設混合廃棄物破砕選別残さを対象に、基礎的な性状把握をもとに、熱しゃく減量の由来を考察した。採取したふるい選別残さ11、手選別残さ66試料の熱しゃく減量の中央値は、それぞれ15.3%、9.7%であり、基準値の2〜3倍であった。しかし、重液選別の結果、固体TOCの2%程度を占める木が浮上物として選別されたが、沈降物の熱しゃく減量は熱重量分析の結果モルタルの結晶水と考えられた。この結晶水により、残さの熱しゃく減量が高くなり、有機物含有量が過大評価されている可能性がある。他の指標の適用も検討すべきである。 |
■ キーワード | *産業廃棄物, 廃材, 埋立, *結晶水, 乾燥, ふるい分け, 熱分解, 破砕, 熱重量分析, TOC【炭素】, 指針, *残留物, 石膏ボード, モルタル, 紙, プラスチック, 煉瓦, コンクリート |
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